静岡県静岡市葵区の動物病院 昭府獣医科
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トップページ > 皮膚病の原因って何だろう?

皮膚炎の原因って

何だろう?

皮膚炎とは、文字どおり「皮膚が炎症を起こしてしまっている状態」の

ことです。皮膚が何らかの刺激を受けて、赤くなったり、湿疹ができたり、

毛が抜けてしまったりすることを総称して皮膚炎と呼びます。

かゆみや痛みがあると、ペットは気になって舐める、または足の爪で

引っかくということを繰り返します。

気が付いたときには傷ができ、体液が染み出てじゅくじゅくしていた

ということもあります。

《皮膚炎の原因について考えてみましょう》

皮膚炎の原因には次のようなものがありますが、

いくつかの原因が重なっている場合もあり、

実際にははっきりと特定できないこともあります。

原因その1:寄生虫

ノミやマダニはペットの血を吸うときに、自分の唾液を皮膚の中に注入します。それが皮膚炎の原因となることがあります。
ヒゼンダニやニキビダニは皮膚の下や毛根に住み着いて、炎症の原因となります。                      

                      疥癬症(ヒゼンダニ)

                                       毛包虫症(ニキビダニ・アカルス)

                                       ノミアレルギー性皮膚炎


原因その2:細菌

何らかの原因で皮膚に傷を作ってしまったり、皮膚の抵抗力が落ちていたりすると、そこに細菌が感染し、炎症を起こすことがあります。

重症の場合は膿皮症といって、皮膚の表面が化膿してしまうことがあります。

                   膿皮症

原因その3:真菌

真菌とはカビの一種です。人の水虫の病原体や酵母菌の仲間など、多くの種類があります。
真菌に感染すると、フケとかさぶたを伴った脱毛を生じます。それ自体にかゆみはありませんが、かさぶたによりそこを引っ掻いたり舐めたりすることで、二次的に細菌感染を起こしてしまう場合もあります。

                                        マラセチア性皮膚炎

    •                                                                                 皮膚真菌症

  •                          

原因その4:アレルギー

アレルギーとは、さまざまな物質に対して体が過剰反応を起こしてしまい、炎症などをおこしてしまうことです。その原因がどこから入り込むかによってさらに分類されるのですが、皮膚炎の原因となるアレルギーには、下記のようなものがあります。

  •       食餌性・・・食べ物の中のたんぱく質によるアレルギー
  •       接触性・・・食器の素材やシャンプーなどによるアレルギー
  •       吸入性・・・花粉やホコリ、イエダニによるアレルギー
  •       内分泌性・・・甲状腺や副腎皮質から分泌されるホルモンは、

            皮膚や被毛の新陳代謝を調整していますが、それらが

  •               何らかの原因でうまく働かなくなってしまうと、

  •               毛が抜けてしまったり、皮膚の角質が分厚く

  •               なってしまったり、といった皮膚の異常が生じます。


  •    アレルギーによる皮膚炎は激しいかゆみが主な症状となります。また、
  •    アレルギーの原因となるものと接触した部分の皮膚が赤くなったり
  •    湿疹が出る時もあります。
  •    近年、もっとも問題となっている症状のひとつがアトピーで、食餌やホコリ、
  •    花粉など様々なものが原因となっています。
  •    かゆみにより体をしきりに掻いたり噛んだりすることで脱毛が生じたり、
  •    引っ掻いた傷や舐めた時に唾液により引き続き細菌の感染を起こし、
  •    ただれてしまうこともあります。
  •                                アトピー性皮膚炎


《皮膚に異常がみられたらすぐに動物病院へ》

もし、ペットの皮膚に異常を見つけたら、

なるべく早く動物病院に連れて行きましょう。

たかが皮膚病、と軽く考えがちですが、

ペットの皮膚病は人のそれ以上にやっかいです。

                      ペットはかゆみを我慢してくれません。                  

そのままにしておくと

掻き壊したり、舐めたりして炎症をさらにひどくしてしまいます。

外用薬を塗ってもすぐに舐め取ってしまうペットもいます。

小さな皮膚炎だと楽観していても、

あっという間に全身に広がってしまうこともあるのです。

 

《皮膚炎を予防しよう!》

普段からペットの皮膚をよく観察しましょう。

体をなでたり、ブラッシングをしてあげながら皮膚に異常がないかどうか見ます。
ペットの体は常に清潔にしておきましょう。

シャンプーをして、汚れが体についたままにならないようにしておきましょう。
皮膚の健康は栄養状態に大きく左右されます。

食餌にはバランスの取れた質のよいフードを選ぶようにしましょう。